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【ウニャ・ラモス」と「アントニオ・パントーハ」のアルバム製作の裏話】
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弊社はラテン・シリーズ、クレバノフ・ストリングス、ペレス・プラード、ザビア・クガートに続きまして、
今回アンデス山岳地帯に数千年前から伝わるというアンデスの笛、ケーナを世界的に広めた二大巨匠、ウニャ・ラモスとアントニオ・パントーハのアルバムを準備いたしました。
2枚とも1970〜74年、アルゼンチンはブエノスアイレスのイオン・スタジオにての録音ですが、LP時代には両者ともビクターから発売され、
当時20〜30万枚ほどの売上を記録し、日本にケーナのブームをもたらしたフォルクローレの傑作です。
この度、K2―24ビットマスタリングによるCD化(ビクターの高級CDシリーズXRCDと全く同じ製品)
・・・・ケーナを奏する二人の生々しい息づかい、アンデスの山々に浩々とこだましたであろう大きな牛の角笛
・・・・タンゴできたえたアルゼンチンならではの迫力と空気感を伴ったサウンドがビクターの素晴らしい最新技術によって見事に再現されました。
両巨匠とも、どうしても録音は自国でと、こだわりを見せた理由を今改めて理解出来たような気がいたします。
そして自然の楽器が奏でる哀愁、郷愁の調べは、枯渇した現代社会への最高のヒーリング・ミュージックであると思います。
マスタリング担当のエンジニアは、ビクター・スタジオの別宮 環氏。彼の持つ温かい人柄とビクターでの長いキャリア、
そして業界でも定評のあるすばらしい感性は、今回のマスタリング・エンジニアとして最適と考えました。
これほど素晴らしい音楽、メロディーが、数千年もの間、ごく一部の民俗音楽としてのみ知り得なかったということ自体不思議な気さえいたします。
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■アントニオ・パントーハ / ANTONIO PANTOJA■
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■ウニャ・ラモス / UNA LAMOS■
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